
日本では、あまり意識していなかったせいか(甲州街道国領神社の横を通る時にちらり、程度)、あまり見たことがなかったが、こちらでは結構見かける、あちこちで。近所にも、垣に藤を絡ませている家があり、五月初め頃(だったかな)には見事に花が咲き、甘い香りが立ちこめていた。
調べてみたところ、イタリア語では、glicine(グリーチネ)というらしい。イタリア語の発音の法則にことごとく反しており、意表をつかれしばらく辞書とにらめっこ。"gli-"は普通、舌っ足らずのリみたいな、イに点々みたいな感じに読むし、アクセントは基本的に最後から2つ目の音節に置かれるし。近辺にはグリコーゲンとか血糖症とか、ギリシャ語源のglico-『甘い』という接頭語に続く言葉が並んでいた。もしかして、神話に出てくるのか?ナルキッソスみたいに。
写真は、ぶれた。残念。
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