明日 G. P.

ジャンニ・スキッキ。

フィレンツェの大富豪ブォーゾ・ドナーティの臨終に立ち会った親族たちは、遺産が遺言により慈善事業のために全て寄付されることになっていることを知る。
どうにか自分たちが財産を相続したい親族たちは、成り行きから知恵者ジャンニ・スキッキの助けを借りることになるが…。


ダンテ・アリギエーリの「神曲」の中の数行の記述に基づいて台本が作られている。
スキッキが地獄送りになった所以のお話。

僕が演じるのは、親類の中でも最も素性の知れないキタナイ男。
ぐへへへ。


数日前、稽古場での最後の通し稽古にて。
所属する研修所の講師もしておられる前澤悦子先生が見にいらした。
直接お世話になったことはないのだが、試験などではほぼ毎回聴いてくださっている。
通しが終わり休憩に入った所で、頭の上で大きなマルを作りながら近寄っていらした。

「いい!よかったわよ。すばらしい!試演会の時より断然いいわ。
 これだったら点あげられるんですけど!

ははははは……。

まぁ、三枚目得意ですし、好きですし。
変なプレッシャーも無いですし、好きなよーにやらせてもらってますし。
。。。。。


研修所ももうあと一年。
甘んじること無く、さらに「上」を目指す。

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