証明写真を撮りに眼鏡・写真店へ行った。レジカウンターが店の展示コーナーの奥の方にありさらにその奥に撮影コーナーがある造り。店主は少々無愛想。
写真を撮り終えてプリントを待つ間、店の中を見渡すとショーケースの脇にさりげなく飾られた、F.トッティのサイン入りポートレートを発見。
「ここにきたの?」ときくと、一瞬にやりとして、
「いや。…親父が仕事のつてでもらってきたんだ。」
などというようなやり取りをしていると、3人連れの客が来店。明らかに外国人のおじさんが2人にイタリア人っぽいおばさんが一人。最初はきくつもりはなかったのだけれど、なんだか雰囲気が普通でないので聞き耳を立ててみるとだいたい以下のようなやり取りがあったようだ。
女「証明写真撮りたいんだけど、すぐできる?」
主「30分くらいはかかるかな。」
あまり時間はかけていられないと、男客の一人もなんのかんのとせがんでいたが、
主「駅の方に行けばもっと早くできる店はあるだろうし、自動撮影の機械だってあるだろ。」
とつれない様子。
僕も真に受けて(おいおい、デジカメだしプリントは3分もかからないでしょうが。。。僕もそんくらい待たされるのだろうか。)と思いながらもなにも口に出さなかったのが正解だった。
結局おばさんだけ写真を撮ってあとで受け取りにくることになったらしく、店主は僕にちょっと待っててと、おばさんを連れて撮影コーナーへ。撮影はすぐに終わって、
「じゃ、またくるわ。」
とぞろぞろ出て行った。
扉が閉まりきらないうちに、
「Mannaggia!(くそっ!)」としゃべり始めた。「やつら泥棒だよ、隙をみて金を奪うつもりだったんだ。だからちょっと待ってもらったんだよ、写真撮ってるあいだ人目がなくなっちゃうからな、店の中。わるかったな。写真一枚無駄にプリントしたけど金とられるよりはるかにマシだよ。」
そして、写真を受け取り代金を払い終わると、多分彼一番のお愛想の笑顔で店を送り出してくれた。
店を出て初めて脂汗がじわっとにじんだ。
写真を撮り終えてプリントを待つ間、店の中を見渡すとショーケースの脇にさりげなく飾られた、F.トッティのサイン入りポートレートを発見。
「ここにきたの?」ときくと、一瞬にやりとして、
「いや。…親父が仕事のつてでもらってきたんだ。」
などというようなやり取りをしていると、3人連れの客が来店。明らかに外国人のおじさんが2人にイタリア人っぽいおばさんが一人。最初はきくつもりはなかったのだけれど、なんだか雰囲気が普通でないので聞き耳を立ててみるとだいたい以下のようなやり取りがあったようだ。
女「証明写真撮りたいんだけど、すぐできる?」
主「30分くらいはかかるかな。」
あまり時間はかけていられないと、男客の一人もなんのかんのとせがんでいたが、
主「駅の方に行けばもっと早くできる店はあるだろうし、自動撮影の機械だってあるだろ。」
とつれない様子。
僕も真に受けて(おいおい、デジカメだしプリントは3分もかからないでしょうが。。。僕もそんくらい待たされるのだろうか。)と思いながらもなにも口に出さなかったのが正解だった。
結局おばさんだけ写真を撮ってあとで受け取りにくることになったらしく、店主は僕にちょっと待っててと、おばさんを連れて撮影コーナーへ。撮影はすぐに終わって、
「じゃ、またくるわ。」
とぞろぞろ出て行った。
扉が閉まりきらないうちに、
「Mannaggia!(くそっ!)」としゃべり始めた。「やつら泥棒だよ、隙をみて金を奪うつもりだったんだ。だからちょっと待ってもらったんだよ、写真撮ってるあいだ人目がなくなっちゃうからな、店の中。わるかったな。写真一枚無駄にプリントしたけど金とられるよりはるかにマシだよ。」
そして、写真を受け取り代金を払い終わると、多分彼一番のお愛想の笑顔で店を送り出してくれた。
店を出て初めて脂汗がじわっとにじんだ。
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